もし、あなたが上記の3つの間違いに気づいていないのであれば、これからお客さんを集めるのに苦労してしまうかもしれません。
しかし、ここで紹介した3つの間違いは『最も多い決定的な間違い』に比べれば、ほんの小さな間違いです。
その間違いとは…
どんな集客方法を選ぶにしても、「そこに何を書くか?」が最も重要な要素であるにもかかわらず、多くの経営者が軽視している。という間違いです。その間違いに気づかないことで、不要な時間とコストをかけてしまう経営者が非常に多いのです。
今回は、その『決定的な間違い』とその解決策について、お話させていただきます。
しかし、その前に、まずは『よくある3つの間違い』についてお話させてください。なぜなら、よくある3つの間違いを理解することで、かなり集客方法が改善されるからです。
近年、若者を中心にSNSからサービスや商品を探す人が増加しています。
一昔前までは、Googleの検索窓に検索ワードを入力して探す行為「ググる」が一般的でした。
しかし、最近ではインスタグラムやTikTokなどが若者の生活の中心となり、#タグで欲しいサービスや商品を探す「タグる」が主流となりつつあります。そんな時代の変化もあることから、多くの店舗や企業がSNSによる集客に力を入れているのです。
しかし、実際のところ、ほぼ全ての店舗はSNS集客の本質を間違っていると言わざるを得ません。なぜなら、「フォロワーを増やすこと=集客効果アップ」だと考えているからです。
確かに、フォロワーが増えれば影響力が増加します。しかし、フォローしてくれる人は、そのお店に行きたくてフォローするのではなく、そのアカウントから発信される情報が欲しくてフォローするのです。
つまり、フォロワーの目的とお店に来店する人の目的は異なっている可能性があります。
よく「フォロワーが増えるから、若い女の子をインスタで出そう」といった話を聞きますが、それでは「可愛い女の子が働くお店」として認知したフォロワーが増えるだけです。
SNS集客において最も大切なことは「お店に来てくれる人にフォローしてもらうこと」なのです。
地域に根ざしたサービスを展開している店舗のオーナーさんの中には、「うちは口コミだけでお客さんが集まるから、営業する必要がないんだよ」という方もいらっしゃいます。
それは、とても素晴らしいことです。本当に良い商品やサービスを提供していなければ口コミでお客さんを集めることはできません。まさに、本物のお店といえるでしょう。
しかし、今は口コミでお客さんを呼べていたとしても、はたして10年後もお客さんは来てくれるでしょうか?
今、時代の変化スピードは格段に速くなっています。スマホの普及やAIの進化によって、今後も時代の変化スピードは早くなり続けます。もはや10年後には、どんな社会になっているのか見当もつきません。
そんな時代ですから、消費者の行動も大きく変化していきますよね。今よりも、もっと便利なサービスが次から次に出されていくことは、まず間違い無いでしょう。そして、今は老若男女問わず全員がスマホを持っている時代です。
お気づきでしょうか?あなたの知らないところで、大手企業がみんなのスマホを使って、あなたの周囲のお客さんをごっそり連れて行こうとしていることを。
繰り返しますが、口コミだけでお客さんを集めるのは、とても素晴らしいことです。しかし、オフラインだけでなく、オンライン上でお客さんを確保する術も身につけておきましょう。大切なお客さんをライバル店舗に奪われてしまう前に…。
今や、隣のお店がライバルではありません。ライバルはお客さんのスマホの中にいるのです。
ビジネスを始めるのであればホームページは欠かせません。今の時代に「ホームページなんて無くても大丈夫」という経営者はいませんよね。
お店を探す際に、みんなスマホで検索しています。スマホから検索した際にホームページがない店舗と、ホームページがある店舗があった場合、おそらくほとんどの方がホームページがあるお店に行くのではないでしょうか?
初期費用は高くなりますが、ホームページを作るだけでも、かなり集客の効果が見込めます。
しかし、残念ながら多くの店舗オーナーや経営者はホームページの作り方を間違っています。どのように間違っているのかというと、そもそもホームページを作る目的から間違っているのです。
あなたは「ホームページは会社の情報を載せるもの」と考えていませんか?
それは間違いです。
確かに会社の情報も載せなければいけませんが、それ以上に大切なことは「その店舗でどんな価値を提供しているのか示すこと」です。
想像してみてください。あなたが焼肉を食べたいと思ってスマホで検索した際に、A社のホームページには、会社の場所や理念、サービスの案内だけが記載してありました。一方で、B社のホームページには、「最高級のお肉を仕入れるため、経営者自ら農家に出向いている。お店で提供しているスパイスのこだわり。焼肉屋を始めるまでの感動ストーリー。」といった情報が書かれていました。
A社とB社を比較したお客さんは、ほとんどの場合B社を選びます。
ホームページは、ただ単に店舗の情報を載せるためのツールではありません。工夫して作り込むことで、自動的にお客さんを集めてくれるお店の資産となるのです。